最近観た映画や読んだ本

SPEED (The zombies series)

SPEED (The zombies series)

ゾンビーズ・シリーズ3作目。期待はでかかったのだけれど、どうにも消化不良。前二作が良すぎたのかもしれないけれど、それには遠く及ばない。最も期待を寄せている作家だけに残念。

半島を出よ (上)

半島を出よ (上)

半島を出よ (下)

半島を出よ (下)

最初の登場人物紹介が何ページにもわたっていて思わず購入を避けていたのだけれど、なぜか仕事が一番忙しい時期に購入。読み始めたら止まらない面白さ。思想は別として、この人の率直がおいらには魅力だ。

泣かない女はいない

泣かない女はいない

この作家外れなし。いろんなタイプの話が書ける人だなー。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 [DVD]

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ビフォア・サンセット [DVD]

ビフォア・サンセット [DVD]

超見逃してた。こんなすげえ作品だとは。
深夜のNHKでイーサン・ホークが話している内容が非常に良くて(あのハリウッドスターが学生たちの前で質問に答える番組)素晴らしい人間だなーと思って、この人の作品をきちんと観てみようと思って借りてきた。一作目を見て「うひょう!」と声をあげ、二作目を見て唸らされた。
オススメの見方は一作目を観て、しばらく作品の余韻に浸りつつ、「この二人はどうなったのかなー」などと思いをめぐらしつつ、3日後あたりに2作目をみてくれ。
何を書いてもネタバレになってしまうので、あまり書かないが、最も印象に残ったシーンを。一作目、出会った二人が緊張しながらもウィーンを走る路面電車の中でお互いを知るための“質問ごっこ”を始める。その時、車内に入ってきた風で彼女の髪が顔にかかる。思わず手を出して彼女の髪をかき上げようとしてしまい、“おっとやべえ”という感じで手を引っ込めるイーサン・ホークの演技。ホントに演技なのか?と思う程に自然で観ているこっちがドキドキしてしまう。
この作品、今度は18年後くらいに続編をつくってくれると嬉しい。もちろん同じスタッフで。

テープ [DVD]

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これもイーサン・ホーク主演。モーテルの一室での男2女1のやりとりだけなんだけど、全く飽きさせない。凄いなー。“ビフォア〜”も基本的には会話で成り立つ映画なんだけど、こういうユーモア溢れつつ、その人の内面が滲み出る様な会話って、日本語だとなかなか難しいのかな。

キャーmiyaMot君エッチーと言わない様に。エッチですけど。
おいらの世代だとこの題名がかなりHな漫画(アニメ?)のものだということはなんとなく分かる。監督が興味深かったので借りたのだけど想像以上に良かった。
親の再婚によって兄と妹の関係になった二人が禁断の関係に…というベッタベタの設定なんですけど、非常に痛く切ない作品に仕上がってます。ラストの主人公の逞しいような儚い様な表情が素晴らしい。このカットをカメラに収めた時、監督はガッツポーズだっただろうな。