みずき画伯がアメリカに行く

http://chico.tea-nifty.com/hanamiz/2005/04/post_3578.html

この二年半の間に、アメリカはずいぶん変わってしまった。
例えば、今あの国に入国しようと思ったら、イミグレーションで指紋(両手の)を取られる。写真も撮られる。スーツケースには鍵をかけてはいけない。何個かに一つをチェックするので、鍵がしてあると無理矢理こじ開けるから。特定の国の人は、トランスファーアメリカに立ち寄るだけでもビザを取らなければならない。
なんてこった。

NYテロの数ヶ月後に新婚旅行でCUBAに行った際、シアトルで乗り継ぎをした。迷彩服を着てマシンガンを持った兵士の横で、妻は小さいハサミを取りあげられた。おいらはCUBAの友人(てか母の再婚相手)に頼まれて持っていたラジコンカーを執拗に調べられた(たしかに何でそんなもんとは思うだろうが)。時間があまりなかったし、初めての添乗員のいない乗り継ぎだったので二人して焦った覚えがある。その時、鼻毛切り(?)のハサミはダメでライターはいいんだ?と不思議に感じたが、そのカラクリは後日になってマイケル・ムーアの著作で明らかになった。

で、今や入国するさいには指紋とんのかい。写真もかい。どんどん安全じゃあなくなってるわけだな。なんつーか、滑稽ですらあるな。「びくびくすんなら、最初から恨み買う様なことすんなよ!」というのは的はずれで、上手にびくびくさせてるんだろうな。
などとよその国をけなしているうちに、この国も…。

みずき画伯、よい旅を。

訂正(4/22):妻が「鼻毛切りじゃなくて、眉毛用のハサミだよ!」と。