心に残るあの韓国映画をもう一度。

TSUTAYAに並んでいる韓国映画も半分くらいは観てしまい、韓国産では、もうなかなか借りる気の起きる映画がない。何日か前、一緒に靖国神社に行った友人が「“殺人の追憶”観たよ。度肝抜かれた。何度も見返したよ。韓国スゲー」と言っていて、「そうだろう!特にあの映画はなー」と盛り上がったのを思い出し、再び借りて観た。ソン・ガンホの演技も凄いのだが、ロケが素晴らしい。阪本監督がこの映画を観て黒沢明の孫は韓国から現れたと評していたが、まさに。演技、ストーリー、完成度、どれをとっても非の打ち所の無い傑作。

殺人の追憶 [DVD]

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3年程前、ホ・ジノ監督の「春の日は過ぎゆく」でイ・ヨンエの魅力に圧倒され(それこそ萌え〜、だ)、直後ビデオ屋で彼女の出ている作品を探しまくった。しかし出演映画は意外に少なく、新作を「まだか、まだか」と心から楽しみにしてきたのだが、とうとうパク・チャヌク監督がイ・ヨンエを主演にした作品が公開される。「親切なクムジャさん」という復讐三部作の完結編。めちゃくちゃ楽しみである。そこで、予習という訳ではないが、パク・チャヌクの名を知らしめた名作「JSA」をもう一度と観ようと借りてきた。この映画ではイ・ヨンエはスイス産まれのコリアンで、初めて半島に来たというなかなか難しい役柄を演じている。残念ながら、ソン・ガンホイ・ビョンホンなどの迫力有る演技の前に、その存在感は少々かすんでしまっている印象。余談だが、チェ・ジウ主演の「ファーストキス」という甘ったるいだけの作品があるのだが、一瞬だけイ・ヨンエがゲスト出演している。その時のナチュラルな演技が素晴しく、この作品で最も印象に残るシーンとなっている。とまで、言ってしまうおいらは、ただのヨンエニストに成り下がっているのかもしれない。

JSA [DVD]

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ティム・バートン監督のビッグ・フィッシュを観た。
相棒(id:nekosiro)が「ブログのコメントで薦められたからTSUTAYAで借りてきて〜」と言われたのを、先に一人でみちゃいました。素晴らしい映画でした。妻がまだ観ていないので詳しく書かないけれど、泣いちゃいました。映画ってすごいなー。